時報さんとＭＭＤモデル

時報くん、時報ちゃんの特徴について。

1. 首はなるべく見せない。
2. 髪のなびきは生え際から。
3. 時報くんのコートは強風にも強い。
4. 時報ちゃんのスカートは機能的。

シャフ度というものにチャレンジ　　　　したつもりです。

首を見せないについて。


首と手首足首のこと。
足首は時報ちゃんは見せてるからあんまり当てはまらないかもですが。


MMDモデルは、ひねったり捻ったりすると、その部分が細くなっていくんですよね。
ねじれる細い箇所はなるべく洋服で補強してヒィってなる複雑骨折を避けてるんじゃないかなー？なんて。

首もね、左右に動かしすぎるとねじれて見えるみたい。
そういうのを避けるために、予めデザインの時点で避けてるような気がします。

ズボンの長さもそういう理由で長めなのでしょうか？
足首見えると、ズボンと一緒に足がねじれて違和感を覚えるから足首を見せないデザインなんでしょうか？
それとも、ねじれて足が細くなっちゃう現象をズボンでなるべく隠すためとか？
なんて。

すぐに分かったら苦労しませんよね。



髪の生え際について。


ISAO様の作成にこだわりを感じます。もしかすると、他の方のモデルでもそうなのかもしれません。

と、いうのは、髪のボーンと剛体、そしてジョイントの関係を髪の生え際から設定すると
強みにも弱点にもなる気がします。


強みは、さらっさらの髪の毛になること。よく揺れる。
より自然な仕上がりに。より優雅に。　さぁ、あなたも生え際から変わる！


あ、何かのコマーシャルみたいになっちゃいました。違いますね。


弱点は、揺れ過ぎること。
強風はもちろんのことモーションで細かくキーがうってある動きに対してもおでこちゃんになります。

前髪の長さも揺れには大きく関係します。

前髪が短いモデルは、大きく動いても動く半径が小さいので強風や瞬間移動であっても

おでこが見えることは少ないです。

となると、前髪が長いモデル・・・そう、まさに時報くん。

とくに、中央の一房の長さは結構あるため半径も大きく強風にはとことん弱い傾向にあります。

サイドのもみあげは、モーションによっては、ポッキリ折れてる時があります。

皆様もお気をつけ遊ばせーです。

時報くんのコートについて。

ワイヤー入りのこのコート。非常に高性能です。

と、いうのはモーション動かしてみてお気づきかと思いますが破綻しにくい。

上下の屈伸運動で体にコートを巻き込まないためのワイヤーです。

男はコートで変わる。さぁ、この夏こそ白いコートを！

また、間違えました。しかも、今冬だし。

前部分のコートが弧を描いて短くなっていくのは、たぶん

前足の屈伸運動に巻き込まれないようにするためかと思われます。

屈んだ時にお腹にも巻き込まれないようにするため、前部分のコートは、デザイン程度かと思います。

サイドのコートが足から距離をとっているのもそのためです。

足を左右に開いた時でも、足にコートが引っかかりにくくする効果がありそうです。

そして、なによりも

このコートのデザインで得するのは、

ボーンの数、剛体の設定、そして、ジョイント数を最低限にまで抑えることが可能！

というのは、コートやスカートといったよく動く部分は、

内部設定を隙間なく埋め尽くして設定しないと綺麗に動かない傾向にあるみたいです。

もちろん、すべてのモデルを見てるわけではないのであくまで推測です。

しかし、ワイヤーという形状を保つようにデザインされたコートは

巻き込まれた時にまさにバネのごとく後方に逃れていきます。

そう！　体に沿ってない分だけ設定数も減らせるし、体に埋まりにくい。非常に優れています。

と、言うことを時報くんを見ていて思いました。

同じように、これは時報ちゃんにも言えます。

時報ちゃんのスカートについて。

スカートもまた、かなりたくさん設定をしてないと綺麗な動きをしないようです。

しかも、ながければ長いほど足に埋まって破綻を招きやすい。

スカートが短いモデルが多いのもちゃんとした理由があるんですね。

おパンツみたいという紳士の願望によって生まれたわけじゃないみたいです。

時報ちゃんのようにバネ式であれば

っていうか、あれね。

設定一種類なんですよ。スカートって言ったら、かなりの数設定がいるはずでしょ。

まとめて一個に集約できるっって。

バネすげぇｗ

しかも、内スカートをあえてデザインしているのでポヨンポヨン跳ねても見せることがない。

ちなみに、内スカートには細かい設定はされてないので足を一緒に動きます。

ますますガードもバッチリ。

バネスカートが半透明なのは、たぶん内スカートの存在を最初からわかってもらうためなんでしょうか？

この辺りの理由は自分にはまだよくわかりません。

デザインされる時から、イラストレーターのぎん太様とＩＳＡＯ様、関係者の皆様が綿密に計算されてるみたいです。

ウチュージンだからワイヤー入りの衣服に違和感も感じにくいですし。

最後に。

モデルさんの考え方？

モデルさんというのは、デザインするときの頂点数とかだいぶ影響するみたいです。

内部設定も関係するんでしょうかねー。

いわゆる重い軽いってやつです。

３Ｄゲームをしていると、キャラクターの衣装が体にめり込んだり本来なら風になびく部分が直立だったりする時があります。

その点、MikuMikuDanceのモデルはなるべくそういうことが起きないように細かく設定されているように思います。

この違いは、データの量の違いですよね。たぶん。

ゲームは、登場キャラクター、町並みから始まって、ありとあらゆるデータが入ってますから

当然個々のデータはなるべく減らしていきたいですよね。

だからでしょうか。デザインをされる方々は、長くてひらひらしたものを選ばないとか。

デザインしても、複雑な動きは全くしないとか。

ＭＭＤは、少数精鋭で動かすことが多いですしデータごとに分けて作成も大いにありますし。

だいぶ考え方が違うんでしょうね。

モデルの頂点数が多いと重たくなる原因みたいですが

内部設定が多くても重たくなるみたいです。

ですので、最低限の頂点数で見栄えがよく、最低限の設定でひらひら感が出せるのは大変優れたモデルさんということにつながるみたいです。

大きなまとまりを作れば、設定もひとつにまとまるのでデザインの時点で重要になるみたいです。

一部のモデルしか見たことないので合っているのか怪しいですが

たぶん、そういうこと。

ちなみに、重たくなるとカックカクして作業に影響が生まれます。

最悪、ソフト自体が強制終了しちゃうみたいです。あと、PCのスペックが必要になるみたいです。

時報ちゃんは、髪をサラサラにするために１つずつ設定がしてあります。

だから、スカートの部分は大きく一つにまとめるデザインにして軽めに作ってあるのかな？とか。

時報くんは、男性だから揺れる部分が少ないからコートで揺れを！

その際には、機能的である必要があるからワイヤーを入れるデザインにしたのかな？とか。

なんて、考えたりしてます。

よく考えたら、デザインやら３Dモデルの作成すらしたことがない若輩者が思うことなので

間違っています。えぇ、おそらく。

でも、少しはあってると嬉しいです。

皆さん考えて設定してるんですねー。とか、思いを馳せています。

長いこと、よんで下さりありがとうございました。

お借りしたもの。
万年寝不足－別館　http://nebusokummd.blog.shinobi.jp/
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19347416