かぐやひめ～

映画「かぐや姫」って面白い？

や、原作があれだからあれ以上どうのこうのないと思うけど。
なので、映画自体も本来の彼女らしい見事な振り回し型で再現されてた気がする。

なんというか、見てて時々疑問に思うことがあるんだよね。
これが本の竹取物語なら「そんなもん。」で終わらせちゃうのかなって思う。
でも、映画は人となりっぽいというか結構感情移入をさせたいように描いてるっぽいから
？？それでいいの？そういう方向に行くの？みたいな疑問がチラチラ出てきたり。

野山でのびのび過ごしたかったなら、なんできれいな着物や金が出てきたんだろ。とか。
バツで降ろされたなら、月の方が気前よくくれるって変じゃない？そんなもの？
おれんとこの月の者が行くから、面倒見て。養育費くらい出すからって？
バツ、なのに？
彼女本人が後で養育費を育て親に自動で振り込むということも考えられるけど・・・。
その場合は、彼女自体の計算ミスってこと？

よくわかんない。

多分、この最初の先立つモノが育て親の手元に来たことによって
養育方針がガラッと変わったんだと思うんだけど。
これがなければ、彼女の望んだ生活にあれほどの差はないとおもう。どうだろ。
ま、原作がそうだからね。
金子がいきなり降って湧いてもおかしくないおかしくない。

その後は、幼少期の思いを抱えて見事な振り回し型に成長してくれる。
これは、いつもどおり。
途中のエピソードに千夜通いを思い出させる。
この辺りの公達に対する平安時代の女性の思いは「うた恋い」見たらよりわかる気がする。

どうでもいいけど、公達たちのデザインもうちょっと何とかならなかったの？
芋やタロイモの良い例だと思うけど。
後、我先にってかぐやのもとに向かうエピソードあるけど、貴族って優雅なんじゃなかったっけ？
なんか、通行人とか川落としながら突っ走る様子はそれとは程遠くて。

名がついた宴の時は、バカにしてなかった？
何をどうしたらあそこまで評判が広がったのかよくわからないけど・・・
あれですか？こっそりと偲んでみた人がいて、美人さんだー！ってなったんかな？



あとはやっぱり、月に帰りますっていう件？
原作と違わない唐突っぷり。
やっぱり、「お前は何を言ってるんだ」って言いたくなるけど、物語だから。そんなもん。
歌が伏線っぽいけど、あの流れが伏線としてしっかり機能してたんだよね？

なんにしても、映画だと時間限られるもんね。カットできるもんはカットしたいよね。
とりあえず、わかったのは「だいたいかぐやのせい」ってことくらいかなぁ？
原作そうだからね。仕方ないね。

その総評はきつくないですか。





もともと、ジブリの女性像は好まないんだよ。個人的には魅力的には映らない。
だから、どうしてもいつものか・・・となる。

それでも、そのいつもの！が少し違って映る瞬間の作品が生まれることがあるんじゃないかと
思ってるんだ。
かぐやなんて原作の言動行動から見れば、
ジブリの理想女性像とはかけはなるもの・・・だと思ってたけど「いや～、見事にあわせてきた」。

でも、それって魅力的に見えるかどうかってかなり難しいと思うんだけど。
ほら、彼女らって自然や素朴を愛して美人で奥ゆかしいのに行動派で物分かりが良い。
そして、大変心優しい。

そういう精神を持った振り回し型のかぐや。　それってやっぱり、麗しい？

旗から聞いているとすごい女性ですね。





自分には、そうとれた作品だったけどなー。

美術的観点から見れば、きれいな世界だから絵とか表現方法とかとても勉強になると思う。

あなたにとっては、不思議な作品に映るんですね。









うん。よくわかんない。
でも、あの分けわかんない感じがらしくていいのかもしれない。

時々、大人向けの作品よりも子供向けの作品のほうがストーリーや伏線、
それに筋が通っててわかりやすくて見てても面白いんじゃないかなって思う時がある。

大人向けだと、ストーリーの先読みは難しくなるけど終わってみると
？あれなんでこうなったんだっけ？良うわからんけど終わったっていう感じがある気がする。
魅力的に描ききってるかというと、そうは映らなかったけど斬新じゃない？とか。

某海外の大御所のアニメとか、王道中の王道行くイメージだけど
キャラクターの魅力的に描くとか、ウキウキするとかなんか見てて楽しい気がする。

まー、どうでもいいか。