とりあい。

ぼけぇぇ。

私思うの。
普通だったら、マスターが大好きで「私のー！」って言っちゃう感じ。

ふーん。そうなの？
取り合いにでもなるの？

そうそう。そんな感じ。
ここはそういうのないよねー。

・・・そっか。ミク、気が付かなくてごめんね。わかった。
私もパパは譲れないから負ける訳にはいかないよ。

えっ、えぇっ！？それは普通に譲るわ。私のパパ別だし。
違うからね、あの人のことだからね。

あの人を取り合うの？あ、なんか楽しそう。

そうね、楽しそう・・・？楽しい？





ボケー。

いくよーミク！

あ、はーい。

それ！

なんの！

なかなかうまいレシーブね。これならどぉ？

あいつら、何やってんだ？

アターック！

ウッソ待って・・・！

はい。
この勝負、Ｉミクの勝ちー。

ま、負けた・・・。

やった！





・・・。

ところで、こいつをボールにしてなんでバレーしてんだ？





・・・・。

はっ！
そうよ。なんでバレーボールなんか・・・私はただ取り合いを！

まさか、取り合いって・・・みぃ～～～く～～～。

えっ、ちゃんとしたよぉ。ねーぇ。

いや、俺に同意を求められても・・・・。





・・・・・・・。

すいません。あの人知りませんか？
呼ばれて・・・！？




・・・。

どうしたんですか！？こんな変わり果てた姿になって。

あっ、やり過ぎちゃった。

大丈夫ですか？





・・・♪～やぁ、時報くん。

あ、大丈夫そうですね。





時報くん時報くん♪ﾌｯﾌｰ♪～

よしよし。

なんていうか・・・、私達がこの人になつくって言うより
この人が時報くんになついてる？

それいまさらだろ。

えっ、私てっきり時報くんがあの人になついてるんだって・・・違うの？

それは、どうでしょうね。

それにしてもあいつ、結構丈夫だな。

やっぱりここは楽しいなー♪また遊ぼうね。





うん。遊ぼう遊ぼう。

それなんか違うだろ。